PC・モバイル・ガジェット

ドコモ新プラン「ケータイプラン」はFOMA+格安SIMにかわるDSDSの新たなカタチになる!【実際に契約変更してみた】

本記事の中には広告が含まれています。

ドコモ新プラン「ケータイプラン」はFOMA+格安SIMにかわるDSDSの新たなカタチになる!

2019/10/7 プラン改定と消費増税により料金等修正しました。

2019年6月からドコモが端末・通信料金分離プランとして新料金プランを発表しました。

ギガホ・ギガライトが目立っていますが、あわせて登場した「ケータイプラン」というプランがあります。

実はコレがなかなかのシロモノで、ドコモケータイ向けのプランですが契約後は指定外スマホに挿して使うことが可能。

ボクのようにFOMA+格安SIMのDSDSで運用している人にとって、FOMA SIMのかわりとなる新たなプランなんです。

FOMAの新規受付終了後FOMA自体の終了後、それどころか現時点でもFOMAから乗り換える対象としてふさわしい「ケータイプラン」についてご紹介します。

 

FOMAの新規受付終了、そしてFOMA自体の終了も近い・・・ならケータイプラン!

FOMAの新規受付が2019年9月末で終了とドコモから発表されました。

FOMAの提供条件書に記載があります。

2019年9月30日をもって「FOMA総合プラン」は新規受付を終了させていただきます。

2019年10月からFOMAの新規契約はできなくなってしまうため、残念ながら既存のユーザ以外はFOMA+格安SIMのDSDS運用の道が閉ざされてしまいます。

さらに、FOMA自体も2020年代半ばの終わりが見えている状況なので既存ユーザもFOMAの次の対策を検討しておかなければなりません。

今回紹介するケータイプランと格安SIMでのDSDSも有力候補になるはずです。

 

ドコモのケータイプランを契約するための条件

ドコモのケータイプランを契約するための条件

ケータイプランを契約するには以下のいずれかの条件が必要です。

ケータイプラン契約の条件

  • ドコモケータイを持ち込む(新規契約の場合)
  • 契約にあわせドコモケータイを購入する
  • ドコモでの直近の購入端末がドコモケータイ
  • FOMA→Xiへの契約変更(ショップによるかも)

新規契約の場合ドコモケータイの持ち込みによる契約OKとドコモ公式サポートのツイートがあります。

一方、機種変更の場合は残りの3つのうちいずれかの条件を満たさなければなりません。

たとえば、すでにギガホ・ギガライトなどでスマホを契約中の方はあわせてドコモケータイの購入が必要です。

ボクの場合、直近の購入端末はドコモのガラケーでFOMA契約の状態。

この状況でケータイプランにできるかについてはショップ側の判断となってしまうようです。

 

ドコモのケータイプランにするとどう変わる?

ドコモのケータイプランにするとどう変わる?

ドコモのケータイプランはFOMAのプランと比べていいところがたくさんあります。

ただ難しいのはやはり通話料金のところ。

通話時間が少なめの人や月により変動する人は判断が難しいかも。

 

ケータイプランならdocomo Wi-Fiが無料で使える

ケータイプランはdocomo Wi-Fi無料キャンペーンの対象のため、2020年6月末まで無料でdocomo Wi-Fiを利用できます。

2020年7月以降は2020年度第1四半期に提供予定のdポイントクラブ会員向け無料Wi-Fiでカバーしてくれるはずです。

今から無料Wi-Fiが使えるのはいいですね!

 

ケータイプランなら通話無料オプションが選べ、指定外デバイス料が不要に

ケータイプランには通話無料の音声オプションをつけられます。(5分/回または無制限を選べます)

これまではプランに勝手に付帯していましたが、新プランではオプションとなり任意でつけられるように

また、通話無料オプションの料金はギガホ/ギガライト向けと同一で、これまで存在していた「指定外デバイス使用料」が不要に。

DSDSで運用しやすい環境になりました!

音声オプションの料金一覧

音声オプション 月額料金
かけ放題オプション 1,700円
5分通話無料オプション 700円

かけ放題オプションは通話料が完全に無料になり、5分通話無料オプションは1回の通話ごとに5分まで無料になります。

 

ケータイプランならVoLTEが使える

ケータイプランはFOMAではなくいわゆる4Gのガラホ向けのプランです。

4G向けのプランであるケータイプランではVoLTEが利用可能というメリットがあります。

これまでより高音質で通話ができるように!

スマホがVoLTEに対応している必要があります。

VoLTE:LTEネットワークを使って高音質で安定した通話サービスを提供する技術

OnePlus 6TのVoLTEを有効化して無事にマークがつきましたよ!

VoLTEのマークがつきました

 

ケータイプランならずっとドコモ特典で毎年ポイントがもらえる(2019/10よりポイント減額)

ケータイプランならずっとドコモ特典で毎年ポイントがもらえる

ケータイプランは「ずっとドコモ特典」の対象になっています。

「ずっとドコモ特典」は、ポイントクラブのステージに応じて毎年誕生月にdポイントが付与される特典です

付与されるdポイントは期間・用途限定で携帯料金の支払いには使えません。d払いなどでAmazonギフトなどに変えるのがおすすめ。

 

ステージに応じた毎年の付与ポイントは以下のとおり。

法改正の影響により、2019/10以降に契約変更した場合付与ポイントが減額されることになってしまいました。

ずっとドコモ特典の付与ポイント

dポイントクラブのステージ 付与ポイント
プラチナステージ 1,200(3,000)pt
4thステージ 1,200(2,000)pt
3rdステージ 1,200(1,500)pt
2ndステージ 1,000pt
1stステージ 500pt

※カッコ内は2019/9以前契約の場合の付与ポイント

各ステージの条件は、ドコモの継続利用年数か、dポイントの6ヶ月間の累計獲得ポイントにより決定します。

ボクはドコモを8年利用しているので3rdステージ!

dポイントクラブステージの条件

dポイントクラブのステージ 条件
プラチナステージ 継続15年 or 6ヶ月累計10,000pt
4thステージ 継続10年 or 6ヶ月累計3,000pt
3rdステージ 継続8年 or 6ヶ月累計1,800pt
2ndステージ 継続4年 or 6ヶ月累計600pt
1stステージ -

 

ケータイプランならドコモ子育て応援プログラムに加入できる

ケータイプランであれば、12歳以下のお子様がいらっしゃる場合に「ドコモ子育て応援プログラム」の対象になります。

ドコモ子育て応援プログラムの特典は以下のとおりです。

ドコモ子育て応援プログラムの特典

  1. 12歳になるまで毎年誕生月にdポイント3,000ポイント
  2. 申込みから最大13ヶ月dフォト無料
  3. 小学校卒業までクラウド容量オプション プラス50GB無料
毎年誕生月に3,000ポイントはプラチナステージの場合のずっとドコモ特典と同じ・・・すごすぎる!

ボクもしばらくその恩恵にあずかれそうです。

 

ケータイプランならHUAWEIスマホでもDSDS運用が可能かも?

HUAWEIのDSDV対応スマホ(最近のHUAWEIスマホは全部対象です)ではFOMA+格安SIMでのDSDSができません

【DSDV】FOMA+格安SIMは注意!4G+4G待受けのスマホが主流になってくるぞ!

  2016年にDSDS端末が登場し、FOMA+格安SIMでキャリアメールを確保しつつ安価で運用が可能となりました。 時は変わり2018年、携帯電話も徐々に進化しており、「DSDV」というキ ...

続きを見る

片側を3Gに固定できないからなのか、FOMAの仕様が関わっているのかはっきりとはしていませんが、とにかくHUAWEIスマホではFOMA SIMが使えない状況です。

一方、ケータイプランのSIMは4G用のSIM。このSIMの利用はDSDVのスマホにとってあるべき姿と言えるでしょう。

おそらくケータイプラン+格安SIMのDSDSならHUAWEIのスマホでも運用可能なはずです。

スマホの選択肢の幅が広がりますね!

 

ケータイプランには無料通話料がない・・・

残念なことに、ケータイプランはFOMAのプランのように無料通話料がついていません

そのため、通話が多くなりそうな方は5分通話無料オプションをつけるなどの工夫が必要です。

FOMAなら無料通話料の繰り越しなどでカバーできていた分ケータイプランはやりにくそう。

逆に、ちょこちょこ短い電話をする機会が多い場合は5分通話無料のオプションをつけておけばある程度の定額におさまるので安心できます。

 

ドコモのケータイプランとFOMAの料金をずっとドコモ特典込みで比較してみた

気になるのは「で、結局FOMAとケータイプランで料金はどれくらい変わるの?」というところですよね。

FOMAのタイプSSバリュー~タイプMバリューとケータイプランの月額・年額を、ずっとドコモ特典を考慮した料金を計算してみました。

ずっとドコモ特典のdポイントは携帯料金にはあてられませんが、実質料金ということでご容赦ください。

ずっとドコモ特典込みでの料金一覧

プラン 月額料金 年額料金
ケータイプラン 1,222~1,281
(1072~1,281)円
14,664~15,364
(12,864~15,364)円
FOMA タイプSSバリュー 1,338円 16,056円
ケータイプラン+5分通話無料 1,993~2,052
(1,843~2052)円
23,916~24,616
(22,116~24,616)円
タイプSバリュー 1,961円 23,532円
タイプMバリュー 3,061円 36,732円

※カッコ内は2019/9以前契約の場合の付与ポイント

 

ずっとドコモ特典の付与ポイントはdポイントクラブのステージにより変わります。

今度は各ステージごとでのケータイプランの年額料金という視点でまとめました。

ステージに応じたケータイプランの年額料金

dポイントクラブのステージ ケータイプラン ケータイプラン
+5分通話無料
プラチナステージ 14,664(12,864)円 23,916(22,116)円
4thステージ 14,664(13,864)円 23,916(23,116)円
3rdステージ 14,664(14,364)円 23,916(23,616)円
2ndステージ 14,864円 24,116円
1stステージ 15,364円 24,616円

2019/10以降に契約した方はずっとドコモ特典の付与ポイントによる恩恵が少ないのが悲しいですが、ケータイプランはタイプSSバリューより安いことがわかります。

ただし、ケータイプランには無料通話がないため、実際にはFOMAのプランの方が安かった、ということも多いかもしれませんね。

しかし、ケータイプランにはdocomo Wi-Fiが無料で使えたり、VoLTEでの通話が可能であったりとすばらしい付加価値があります。

また、12歳以下のお子様がいらっしゃる方ドコモ子育て応援プログラムの利用で上記比較料金より年額でさらに3,000円おトクになりますよ。

 

ボクもケータイプランに契約変更しました

ボクも実際にケータイプランへ契約変更しました。

ひとまず妻のぶんはFOMA タイプSSバリューのままです。

 

まずはFOMAからケータイプランに変更可能か確認!

条件としてはFOMA→Xiへの変更に該当するのでまずはドコモショップに電話で確認。

今FOMAのガラケーを使ってるんですが、ケータイプランに切替は可能ですか?
可能ですが、Xi契約なのでiモードが使えなくなる点にご注意ください。

 

ケータイプランに変更手続きへ!

もともとDSDS運用でiモードは使ってなかったため問題なし、というわけで契約変更へ。

iモードガラケーでメール送受信をしている方は先にiモード⇄spモードのメールアドレス入れ替えをしておきましょう。

Wi-Fi利用時は、「dメニュー」→「My docomo(お客様サポート)」→「設定(メール等)」から設定できます。
※dアカウントが必要になります。

スマホやパソコンでMy docomoから設定変更するのがいいでしょう。

ドコモ子育て応援プログラムの対象となる12歳以下のお子様がいらっしゃる方は加入の申し出をお忘れなく!

 

手続きは非常にスムーズに完了。

端末の確認はなかったですが、FOMA SIMの色の確認がありました。

FOMA SIMからXi対応SIMへの変更が必要かの確認のためです。

赤色以外のFOMA SIMの場合変更が必要となります。

ボクは白色だったのでSIMを交換することになりました。

サイズもnanoSIMにしてくれました。

 

ケータイプランへの変更に必要な手数料は事務手数料のみ!

ケータイプランへの変更には以下の手数料が必要です。

ケータイプランへの変更に必要な手数料

  • 事務手数料3,240円
  • SIM変更手数料0円

Xiへの契約変更にともなうSIM変更手数料は0円となっていますので、必要なのは事務手数料のみ。

手数料は翌月に月額費用とあわせて請求されます。

 

『解約違約金1,000円/定期契約ありなし差額170円』騒ぎによる値上げが気になる⇒ずっとドコモ特典減額へ・・・

ケータイプランの基本料1,200円は、2年間継続契約を条件にしており、契約途中で解約する場合には9,500円の解約違約金が発生します。

2年定期契約をしない場合の基本料は2,700円で、その差は1,500円です。

しかし、ドコモの新プラン発表後、総務省は新たなルールとして、解約違約金を1,000円以内にし、定期契約をしない場合の差額を170円以内にする案をまとめました。

この結果、ドコモは「ずっとドコモ特典の減額」というかたちで対応。

月額料金は低水準のまま維持してくれたのでよかったかなと思います。

ずっとドコモを使用し続ける方にとっては残念ですが・・・。

 

ドコモ新プラン「ケータイプラン」まとめ

ドコモの新プラン「ケータイプラン」は端末・通信料金分離プランとして発表されたギガホ・ギガライトプランとあわせて2019年6月に開始したドコモケータイ向けの新プランです。

ドコモケータイ向けのプランですが、契約した後はスマホでも問題なく使用できます

音声通話無料のオプションを選べるので通話が多い人もカバー。

ずっとドコモ特典やdocomo Wi-Fi無料キャンペーンの対象で、FOMAのプランより魅力的な部分が多くあるように感じます。

FOMA+格安SIMと同様にケータイプラン+格安SIMのDSDS運用という新たな選択肢が加わることになるでしょう。

この記事がみなさまの最適なスマホ運用の参考になれば幸いです。

この記事もおすすめ!

Mi Smart Band 6レビュー|全画面化でさらにディスプレイが大きく。SpO2も測れてワークアウトも30種類に大幅アップ! 1

Mi Smart Band 6グローバル版をレビュー!ディスプレイが全画面化し通知がさらに見やすくなりました。SpO2チェック機能やワークアウトの種類も前作から約3倍の30種類に増加するなど大幅アップデートしていますよ。

Mi Band 5パッケージ 2

こんにちは、Mi BandシリーズをMi Band 3の時代から愛用しているしすにし(@sysnishi)です。 つい先日リーズナブルで生活を快適・便利にするスマートウォッチ「Mi Band』の新シリ ...

OnePlus 7T|トリプルレンズ、30W超急速充電対応背面デザインも一新された2019年ベストバイスマホ! 3

  2019年9月26日にOnePlusシリーズのニューモデル『OnePlus 7T』が発表されました。 OnePlus 7TはOnePlus 7からカメラやバッテリー周りなど順当に進化を遂 ...

Xiaomi Mi Note 10|異次元の108MPカメラ搭載・全キャリア対応のおすすめスマホ! 4

今回は日本進出と合わせAmazonでも販売を開始したコスパ最強スマホ『Mi Note 10』をご紹介します。 CPUパワーを必要とするゲームを使わない方でスマホをお探しの方はぜひ候補に入れてほしいです ...

OnePlus 7|コスパ最強を維持しつつ高性能カメラ・UFS3.0高速ストレージなどOnePlus 6Tから着実に進化したスマホ! 5

OnePlusから新たにOnePlus 7シリーズが発表されました。 本シリーズではじめてOnePlus 7(無印)とOnePlus 7 Proの2種類のモデルが出ています。 コスパ維持のOnePlu ...

Xiaomi Mi Mix 3 6

お手頃価格で素晴らしい性能のスマホを提供するXiaomiから新型スマホ『Mi Mix 3』が発表されました。 前作の「Xiaomi Mi Mix 2」に引き続き、かなりの高コスパでとても魅力的な製品と ...

Oneplus 6T レビュー|コスパ最強で爆速顔認証・高品質カメラ搭載のサクサクスマホ【ドコモDSDS対応】 7

長らく使用していたスマホ「ZenFone 3」から乗り換え候補の厳選を重ね、ついに新スマホへ乗り換えました。 乗り換え先はOPPO傘下のスマートフォンメーカーOnePlusの「OnePlus 6T」。 ...

-PC・モバイル・ガジェット