これまでFOMA SIMを差したGalaxy Nexusと、格安SIMを差したNexus5の2台持ちで頑張ってきましたが、変革の年2016年に、ついに1台持ちで自分が納得できる形で運用できる、夢のような端末が出現しました。
1台持ちでも安く、なおかつ携帯(キャリア)メールアドレスも残して運用したい方は必見です。
Zenfone3
Zenfone3は、2016年7月12日に台湾で発売され、日本での発売もまだかまだかと心待ちにし続け、10月7日にやっとのことで発売となった、ASUSのスマートフォンです。
普段使いには十分なスペックを有しており、今年No.1のスマホだと思います。
主なスペック
- Snapdragon 625
- メモリ容量3.0GB
- ストレージ容量32GB
- バッテリー容量2650mAh
- Dual SIM Dual Standby(microSIM&nanoSIM)
- USB Type-C
CPUは省電力のSnapdragon 625を採用しています。Antutuのスコアも6万超えで、Nexus5と比較すると1.8倍程度スコアアップしています。
メモリやバッテリーもNexus5より増量しております。そして、なによりの特徴が、Dual SIM Dual Standbyに対応しているところです。
Dual SIM Dual Standby
2016年になって、ようやくLTE+3GのDual SIM Dual Standby(以下、DSDS)の端末が登場しました。DSDSですと、片方のSIMでデータ通信を行いながら、もう片方のSIMで着信を待ち受けることが可能となります。
つまりは、docomoやauといったキャリアの通話用のSIM(いわゆるガラケーの契約)と、格安SIMを1台のスマホに刺して運用できるわけです。2台持ちをしている人が1台持ちになるための大きな壁となっていた部分がようやく取り払われました。
ただし、あくまでも同時待ち受けであり、同時通信ではないので、片方のSIMで通話をしながら、もう片方のSIMで通信をすることはできません。これを許容できるかどうかは、DSDSによる1台持ちになるための条件です。詳しくは後述しています。
Nexus5から乗り換えてみて
2年半ほどNexus5を使用し、Zenfone3に乗り換えた率直な感想です。
- サクサク!!
- バッテリー長持ち!
- 1台でお手軽!!!
とにかくこの3点に尽きます。最近カクカクしていたNexus5の動作に比べて非常に軽快です。
バッテリーも一日普通に持ちます。私の使い方ですと、一日どんなに使っても、夜まで充電は不要です。ただし、操作はネットサーフィンと漫画閲覧、音楽再生程度で、ゲームや動画再生は基本していませんが。
そして、これまで2台持ちで頑張ってきましたが、それが1台持ちになることでかなり気楽になりました。どこかに出かけるときも1台だけ持っていけばいいっていうのはやっぱり楽です。バッテリーもちが良いのでモバイルバッテリーも基本的にいらないですしね。
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背面もガラスなので、衝撃に弱そうかなと思い、ケースだけは買いました。上の商品は、香港からの発送なので、届くのは結構遅いので注意。
あと、ゴリラガラスを信用しすぎたのか、使って2日目ぐらいで傷を入れてしまうハプニングもありました。ただ、今となっては全く気にしてはいませんが。
画面がラウンド加工になっているので、フィルムは端が浮いてしまう可能性が高いですね。もし買うならば、その辺の対策がされたフィルムを選ぶほうが良いと思います。
キャリアと格安SIMの良いとこどり
DSDSで1台運用に切り替えたいという方は、そもそも2台持ちで運用することにメリットを感じている方かと思います。
2台持ちをしている方の思い
- キャリアのメールアドレスを残したい
- キャリアの無料通話(FOMAプランなど)・家族通話を使いたい
- 電話はキャリアの回線を残しておきたい(災害時などのため)
おそらく大体の方が、キャリアメールを残しつつ、安く運用したいであるとか、無料通話や家族通話が必要だとかそういった理由で2台持ちをしているのではないかと推測しています。私もその一人です。
DSDS端末1台持ちに転向するための条件
2台持ちの状態から、DSDS端末1台持ちに転向するために許容する条件は1つだけあります。
それは、キャリアSIMで通話中に格安SIMで通信ができないことです。
GoogleMapを見ながら通話することや、通話中のLINEのメッセージ受信などが不可となりますので、そこが許容できるかというところがDSDSの1台持ちに転向するために必要な条件です。
おすすめの契約プラン
基本的に、2台持ちのそれぞれのSIMをそのままDSDS端末に差して使うことになります。大体の人におすすめなプランは以下の組み合わせです。
- FOMAの通話専用SIM
- MVNOのデータ通信専用SIM
通話用のSIMはキャリアのガラケーSIM(3GのSIM)を使用するのがおすすめです。ガラケーのプランは契約に応じて無料通話がついてきますし、家族通話も無料となります。
FOMA契約でドコモメールを利用できるまでのステップが結構しんどいですが、頑張って乗り越えましょう。
また、データ通信はお好きなMVNOのSIMを使用して行います。iijmio、mineo、NifMoなど色々とあります。速度比較を行っているサイトや評判を見て契約すると良いでしょう。
私の契約プラン
私自身も、上記のおすすめ契約プランの形で契約しています。
通話SIM:docomo FOMA SIM
- docomo FOMA SIM
- タイプSS バリュー
- SPモード契約
- パケホーダイなどのデータ定額は申し込まない
月々の料金は1,313円です。
タイプSSプランは、毎月1000円分の無料通話がついてきます。全然使わないので無料通話は毎回繰り越されている状態です。
無料通話のないプラン(タイプシンプル)も存在しますが、こちらにプラン変更すると、パケホーダイシンプルの加入が必要となり、そこまではいいのですが、またタイプSSに戻すときにパケホーダイの解約をしなければなりません。この解約手続きは、151に電話するか、店頭で行う必要があり、非常にめんどくさいです。
データSIM:mineo Dプラン
- データ容量3GB
- 家族も利用のため複数回線割引
- 通話契約はなし
月々の利用料は920円です。
mineoは、家族で利用すると、月々の料金から54円(税込み)割引となるため結構お得です。また、キャンペーンなどで新規申し込みから数カ月料金が無料になったり、1年間データ容量追加といったことをしています。
mineoは回線の増強なども積極的に行い品質の向上を図っているほか、複数回線(家族割)やデータ容量の家族間でのシェア、余ったデータ容量の繰り越しなどサービスも充実しており、mineoの独自サービスとして、他の一般利用者とパケットをシェアする「フリータンク」というものを提供しています。
参考フリータンク mineoのパケットをみんなでシェアしよう! | マイネ王
高速通信用のデータ容量が不足した時などは、1カ月に1GBまでデータ容量をもらうことができるので、いざという時に便利です。
まとめ
私と同様のプランですと、合計で2,233円/月という費用でスマホを運用することができます。これはキャリアのスマホの1台持ちに比べると、非常に安いです。そして安いのに、特に不自由なく使用することができます。
Zenfone3のようなDSDSの端末を利用することで、1台持ちでキャリアとMVNOの良いとこどりをすることができますので、ぜひご検討ください。