つい先日、SOUNDPEATSから新たな完全ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS AIR4 PRO』が発売されました。
これまで同社のCapsule3 Proを使っていましたが先行予約クーポンで結構お求めやすい値段になっていたのと新製品のほうが自分にとってこのAIR4 PROのほうが使い勝手がよさそうだなと思い購入してみました。
というわけで今回はSOUNDPEATSから新たに発売された『SOUNDPEATS AIR4 PRO』をレビューしていきたいと思います!
SOUNDPEATS AIR4 PROの外観・内容物
SOUNDPEATS AIR4 PROの本体および内容物一式はこのような感じです。
内容物一式
- イヤホン本体(Mサイズイヤーピース付属)
- ケース
- イヤーピース(S・L)
- 充電ケーブル
- 取扱説明書
- SOUNDPEATS APPについて
カラーはホワイトを選んでみました。
Capsule3 Proは黒を使用していましたので今回のAIR4 PROではホワイトにしてみました。
Capsule3 Proに比べプラスチック感が増し高級感的にはダウンした印象です。
Capsule3 Proと並べてみました。Capsule3 Proのほうがマットな質感です。
AIR4 PROのほうがちょっとケースがツルツルして滑りやすいのでそこは注意。
Capsule3 Proより6gほどケースが軽くなりました
SOUNDPEATS AIR4 PROのケースは見た感じCapsule3 Proとそう変わらないように見えますが、体感では持ったら軽さの違いがわかるくらいには軽くなっているという印象を受けます。
軽くなるのはいいことですね。画像は本体が入っている状態での重量計測です。
なおイヤホン本体の重さは両方とも同じ結果でしたのでCapsule3 Proのほうは割愛します。片方だいたい5gって感じですね。
イヤホン本体の見た目はほぼ似通っていて、イヤホン上部がちょっと違うくらいです。
SOUNDPEATS AIR4 PROのスペック・機能
つづいて使い勝手に影響するスペックや機能について見ていきたいと思います。
コーデック:aptX Lossless対応・LC3は今後対応予定・LDAC非対応
今後主流になってくるであろうLE AudioのコーデックであるLC3には今後対応予定になっています。今は偽LE Audioとして接続されてしまうみたいです。※Amazon商品販売ページに記載あり
Galaxy S23の場合、初回接続直後は以下のような形でLE Audio接続となっていました。
この状態だとSOUNDPEATS APPでイヤホンが認識されない、接続されているのに音声が再生されない時がある、マイクが反応しない、などの問題が発生しまともに使うことができません。
とりあえず現段階ではLE Audioをオフにし、通話とオーディオをオンにして使いましょう。
ボクが使っているGalaxy S23はLC3に対応していないのでLE Audioでつながっていること自体が「?」な状態でしたが、開発者向けオプションでコーデック確認したらコーデックはSBCになってました。
↓の画像のようにLE Audioをオフにしたら無事aptxでつながりました。(残念ながらGalaxy S23側がaptX adaptiveに対応していません)
GalaxyのOSであるOne UIは次の6というバージョンでLC3に対応するので待ち遠しいです。
もちろんイヤホン側のファームアップを待つ必要もあると思いますが。
SOUNDPEATS APPでの設定項目:装置自動検出の追加
SOUNDPEATS APPで設定できる項目はだいたいCapsule3 Proの場合と同じです。
AIR4 PROでは装置自動検出の機能が追加されています。
これはイヤホンの付け外しの際に自動で音楽を再生・停止してくれる機能です。
もしかしたらこの機能を待ちわびていた人もいるかもしれないですね。
イヤホン本体タッチ操作の反応(感度?)改善
ANCや外音取り込みモードの切り替えはSOUNDPEATS APPからもできますが、左のイヤホンのタッチセンサー長押しでもできるように鳴っています。これもCapsule3 Proと同じです。
ただ、AIR4 PROのほうがタッチセンサーの反応が良くなっています。
Capsule3 Proでは起動後にはじめてタッチセンサーの長押しをした際に反応せず、もう一回長押ししたら反応する、というような状態でプチストレスでした。
AIR4 PROは起動後はじめてのタッチセンサー操作もバッチリきくので地味にうれしかったです。
ノイズキャンセリングはさらに性能アップ。風切り音は対策なし
SOUNDPEATS AIR4 PROのノイズキャンセリングは最大45dBのノイズ低減効果があり、Capsule3 Pro(最大43dB低減)よりわずかに性能が上がっています。
使った感じは両者が明確に違うかわかるレベルではありませんでした。
どちらもANCをオンにするだけで空調などの低めの「ゴー」というような音が消え、電車に乗っているときの音はかなり小さくなります。周りに1枚壁を置いたような感じです。
低めの音は消えますが、一方で高めの音(話し声、物が当たる音など)はどうしても残ってしまいます。周波数特性上振動が早い高い音は打ち消すのは難しいのでここは仕方ないですね。
それから風切り音を抑制する機能はついていないのでこの部分はあきらめるしかありません。
マルチポイント接続に対応し2台のデバイスに同時接続
SOUNDPEATS AIR4 PROはマルチポイント接続に対応しています。
Capsule3 Proはマルチポイント非対応なのでこれは明確に差がでている部分です。
どれとどれを接続できるようにしておくかは人それぞれかもしれないですが、ボクはメインスマホとニンテンドースイッチとつないどこうかなと思ってます。
PCとスマホに接続するっていうのも良いですよね。
全体的にバランスよくクリアな音質
13mmの大口径ダイナミックドライバを搭載するSOUNDPEATS AIR4 PROは高音、中低音、低音と全体にわたりクリアなサウンドをしっかりと鳴らしてくれています。
イコライザーで自分の好きなように調整することができるので標準の状態をあまり気にする必要はないかもしれませんが、標準の状態では低音強めとかそんなことはなくフラットな印象です。
その他機能一覧
ざっくりとした仕様を確認したい方のために以下にまとめました。
ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
ハイレゾ再生 | 〇 |
対応コーデック | aptX Voice、aptX Adaptive、aptX Classic、aptX Lossless、SBC,AAC |
ノイズキャンセリング | 〇 |
外音取込 | 〇 |
マルチポイント | 〇 |
再生可能時間(本体/ケース込) | 6.5時間/26時間 |
イコライザ | 専用アプリ「SOUNDPEATS APP」で設定 |
防水規格 | IPX4(あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない) |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
SOUNDPEATS AIR4 PROまとめ
今回はマルチポイント対応・最大45dbノイズ低減の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS AIR4 PRO」を紹介しました。
現在はこの機種がボクのメインイヤホンとなってます。
たくさんのBluetooth対応機器がある現代ではマルチポイントが役に立つ時が結構あるので要望が大きくなってきている印象です。
また雑音を低減することのできるノイズキャンセリング機能はつけるだけで集中力を高められ、さらに音楽を再生すれば周りの音がほとんど気になりません。
今後LE Audio(LC3コーデック)での再生が予定されており更なるパワーアップが期待できる製品です。