【ドコモ】FOMAからの乗り換え用「はじめてスマホプラン」既存のプランとの違い・どれがおトクか計算してみた【DSDS運用の方もぜひ】

NTTドコモが2020年12月18日にFOMAケータイからスマホへ移行する方を対象にした新プラン「はじめてスマホプラン」を発表しました。

このプランは2026年3月に終了するFOMAのプランを契約しているユーザを巻き取ることを目的とした「5分以内の通話無料+データ通信容量1GBで1,480円」というシンプル・低価格なプランで2021年4月から提供開始したプランです。

シンプル・低価格な新プランですが、一方で既存の「ケータイプラン」への乗り換えも選択肢に入れる必要があります。

FOMAケータイからの乗り換えのほか、FOMA+格安SIMのDSDS運用をしているような方はぜひこの記事を読んで検討してみてくださいね。

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今回は新プランの登場ということで「ケータイプラン」・「はじめてスマホプラン」の価格を適用される特典を含めて計算し尽しました。

この記事では乗り換えを検討するうえで知りたいであろう以下の2つのポイントについてご紹介します。

各プランの乗り換え対象者とプラン選びのポイントは？

「ケータイプラン」・「はじめてスマホプラン」の両方とも、基本的にケータイ（ガラケー・ガラホ）の利用者を対象としていますが微妙に条件が異なります。

各プランの特徴まとめ

乗り換え先を選ぶうえでの注目ポイントは個人的に以下の2つだと思っています。

乗り換え先を検討するうえで基準となるのは「月々の通話時間」。

月々の通話時間が多い方は「はじめてスマホプラン」が適している可能性があります。また、既にXiケータイプランになってしまっている人はそもそも「はじめてスマホプラン」を選ぶことはできませんのでご注意ください。

基本料金と特典を確認

まず2つのプランの基本料金の比較をしてみます。

はじめてスマホプランについては最初の12ヶ月は500円引きとなり1番安いですがそれ以降はケータイプランの方が安いです。

ケータイプランは通話無料のオプションをつけていないので30秒で20円の通話料がかかります。ちなみにケータイプランに5分通話無料オプションは700円（税込み770円）。

３つのプラン基本料金比較

ケータイプランとはじめてスマホプランの両方に対し「ずっとドコモ特典」が適用されます。

「ずっとドコモ特典」は毎年誕生月にdポイントクラブのステージ期間・用途限定のdポイントがもらえる特典です。

2019年10月以降はケータイプランの「ずっとドコモ特典」が最大1,200pt/年に減ってしまいました。

ずっとドコモ特典

また、子育て世帯向けに「子育て応援プログラム」という特典が提供されいます。こちらは子どもが12歳になるまで子どもの誕生月に毎年3,000ptがもらえます。

価格をシミュレーションしてみた

適用される特典を含めて価格（年額）を計算してみました。子育て応援プログラムは対象者が限られるので分けて表にしています。

子育て応援プログラムなし／年額

子育て応援プログラムあり／年額

はじめてスマホプランは最初の1年目については月額500円割引となるため1番安く、ケータイプランと比べ年間2,904円安くなります。

一方2年目以降は逆にケータイプランの方がはじめてスマホプランより年間3,696円安いです。

まったく通話をしない場合でシミュレーションしてみた結果、22ヶ月目でケータイプランの方の総額の方が安くなることがわかりました。

月々308円の差がありますので月に7分、年間84分を超える通話をするかどうかがケータイプランを選ぶかはじめてスマホプランを選ぶかの分かれ道となりそうです。

今はLINE通話など通話料金不要な通話方法もあり、通常の通話をする機会が減っている方も多いかもしれません。「これから先も通話をほとんどしない！」という方はケータイプラン、それ以外ははじめてスマホプランという選択肢が良いのではないかと思います。

結論：どのプランを選べばいい？

価格シミュレーションもしてみましたがいかがでしたでしょうか。

個人的には以下のような基準で決めるのが良いのではないかと思います。

「ケータイプラン」なら全然電話しない期間が続けばその分翌月以降に長く電話しても総額的には安く収まる、という使い方も可能です。

逆にある程度の通話頻度があるような方は通話ごとに5分通話無料となる「はじめてスマホプラン」を選ぶのがベストな選択肢と言えます。

この記事が今後のよりよいプラン選びの参考となれば幸いです。