2020年のブラックフライデー&サイバーマンデーセールの期間中にSOUNDPEATSから新製品として登場したイヤホン「SOUNDPEATS Sonic」。
見た瞬間スペックとその価格に惹かれ、勢いにまかせて購入してみました。
5,000円以下の低価格帯ながら最新チップQCC3040を搭載したことでaptX adaptiveコーデック、TrueWireless Mirroringに対応し、さらにBluetooth5.2に対応しており安定・低遅延・高品質な接続性を実現。
省電力性もすさまじく単体15時間の驚異のバッテリー持ちです。
今回はそんな「SOUNDPEATS Sonic」の魅力と性能をレビューします!
SOUNDPEATS Sonicの外観
SOUNDPEATS Sonicのケースはクレジットカードよりも一回り小さく「横61mm、縦38.9mm」。
つまめるくらいの小さめサイズという印象です。
高さは縦の幅と同じくらいの34.7mmと小さくまとまっています。
重量は両耳合わせて12g、ケース込みで46gです。
本体サイズは完全ワイヤレスイヤホンとしてはまぁ一般的な重さですがケースと合わせた重さは他と比べて少々軽め。
カラーはケース、本体共にシルバー+ゴールドでまとまっていて高級感があります。
本体はIPX5の防水性能があるので普段使いでも安心です。
ケース背面にはUSB-Cの充電ポートがあります。最近はどんどんmicroUSBのデバイスが減ってきていますよね。
ケーブルの種類が統一されていくと間違わないで済むからありがたいです。
SOUNDPEATS Sonicの付属品は次のとおり。
SOUNDPEATS Sonicの付属品
- USB-A to Cケーブル
- イヤーチップ(S・Lサイズ)
- 取扱説明書
- ロゴアップデートの案内
- 無料保証の案内
- CONGRATULATIONS!カード
充電のためのUSB-Cケーブルはありますが充電アダプタは付属していません。
イヤーチップは本体にMサイズが最初からセットされているので合計3種類。
イヤーチップのカラーもグレー系で本体カラーと統一感があります。
SOUNDPEATS Sonicのペアリング
SOUNDPEATS Sonicはケースから本体を2つとも取り出すと自動的にペアリングモードとなり「S」マークがオレンジ/白に交互に点滅します。
本体が点滅している間にスマホ等でBluetoothデバイス追加をし、「SOUNDPEATS Sonic」を選べばペアリングはすぐに完了です。
ペアリング完了後は本体の「S」マークが白く点灯します。
音楽の再生中は消灯してくれるところがナイス設計です。
SOUNDPEATS Sonicの操作性
本体は物理的に押し込んで使用するタイプのマルチボタンを採用。
タッチ式と違って誤動作の可能性が少なくなるメリットがあります。
ボクは2回押す操作で3回押してしまうなどの誤操作をしてしまうことがありましたがこのへんは慣れで解決するでしょうし、2回押し、3回押しなどの操作は失敗しても大きな問題にならないアクションが設定されているので大丈夫です。
操作一覧
電源オン | 本体を充電ケースから取り出す または本体マルチボタンを約1.5秒長押し |
電源オフ | 本体を充電ケースに収納する または本体マルチボタン約8秒長押し |
再生/一時停止 | マルチボタンを1回押す |
音量ダウン | 左側のマルチボタンを2回押す |
音量アップ | 右側のマルチボタンを2回押す |
曲戻し | 左側のマルチボタンを1.5秒長押し |
曲送り | 右側のマルチボタンを1.5秒長押し |
着信受話/通話終了 | マルチボタンを1回押す |
着信拒否 | マルチボタンを約1.5秒長押し |
通話切替 | マルチボタンを約2秒長押し |
手動ペアリング | マルチボタンを約5秒長押し |
音声アシスタント | 右側のマルチボタンを3回押す |
ゲームモード※ | 左側のマルチボタンを3回押す |
※SOUNDPEATS Sonicに搭載される「ゲームモード」はゲームプレイ時などに使用する音声遅延を最小限に抑えるためのモードです。
SOUNDPEATS Sonicの充電
本体をケースに収納すると本体の充電が開始。
充電中はイヤホン本体の「S」マークがオレンジに点灯し、完了すると消灯します。
ケースをUSB-Cケーブルをつないで充電開始するとUSB-Cポート横のランプがオレンジに点灯します。
充電が100%になると消灯するシンプルな仕組みです。
ケースの充電中はケース内部のインジケータが点灯し、ケースの充電状態がわかるようになっています。
充電中のインジケータ表示
- 20%未満 ゆっくり赤く点滅
- 20%-69% ゆっくり黄色に点滅
- 70%-99% ゆっくり緑色に点滅
- 100% 緑色に点灯
またケースから本体を取り出したときとケースに本体を収納するときにもこのインジケータの表示が約10秒間点灯し、ケース本体のだいたいの充電残量が確認可能です。
取出し/収納時のインジケータ表示
- 100%-50% 緑色に点灯
- 49%-10% 黄色に点灯
- 10%未満 赤色に点灯
SOUNDPEATS Sonicの機能・性能
最新のチップ・テクノロジー
Qualcommの新世代チップ「QCC3040」を搭載することで「TrueWireless Mirroring」、「aptX Adaptiveコーデック」に対応。Bluetooth 5.2にも対応しています。
これらの恩恵を受け、接続性が向上したほか省電力性能が高まりました。
混雑した場所でも安定した接続性
これまではBluetooth5.0に対応しaptXコーデックが使えるAnkerのネックバンド型ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life NC」を使用していました。
「Soundcore Life NC」では混雑した場所に急に入ったとき、たとえば駅のホームで電車から降りるとき、また混雑した駅のホームに入るときなどに接続が不安定になり再生がブチブチ切れてしまう状態に陥ることが多かったです。
SOUNDPEATS SonicではBluetooth5.2かaptX adaptiveの恩恵なのかはわかりませんが体感ではっきりわかるほど接続が切れにくくなりました。
さすがに同じ環境で切れる日もありますがほとんど切れない、切れても切れる時間は短い、と言う感じです。
ノイズキャンセリング・外音取込には非対応
チップ的にはノイズキャンセリングにも対応できるはずですがSOUNDPEATS Sonicは残念ながらノイズキャンセリングには非対応です。
でも正直カナル型のイヤホンなので音量それなりに出して音楽再生していたら周りの音は気にならないかな?
ノイズキャンセリングと一緒についてくる外音取り込みなどはあれば便利なのですが、価格があがってしまうので仕方ないですね。
電池持ちはピカイチの単体15時間
電池持ちは非常に素晴らしく、単体でなんと15時間のロングバッテリーとなっています。
またケースでの充電を併用すると35時間の利用が可能です。
これだけのバッテリー持ちがあれば普段使いとして最高の使いやすさじゃないでしょうか。
クリアな音質でフラットな特性
音の表現としては高音もクリアに出ており低音もしっかり出ています。
フラットな特性で原音に近いナチュラルな感じです。
好みの表現に変えたい人はイコライザーで適宜調整しましょう。
SOUNDPEATS Sonicレビューまとめ
今回はSOUNDPEATSから新発売されたSOUNDPEATS Sonicをレビューしました。
Qualcommの最新チップQCC3040を搭載し最新テクノロジーを取り入れ安定した接続性と単体15時間のバッテリー持ちを実現しつつ価格も5,000円以下におさえた高コスパな完全ワイヤレスイヤホンです。
クリアな音質でフラット・ナチュラルに音が出てくれます。
お手頃価格の高コスパ完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方はぜひ候補に入れてみてください。